男性更年期ドックのご案内
 女性の更年期障害は閉経前後の卵巣の急激な機能低下によって起こると考えられており、女性特有のものと思われてきましたが、近年は男性にも更年期障害があることが明らかになってきました。男性の場合は男性ホルモンの低下はあっても、女性のように閉経というような具体的な変化は無いのですが、40代なかばの女性に女性ホルモンの低下が生じるのとおなじように、血中の男性ホルモンの低下により起こることがわかってきました。男性の場合、ホルモンの低下の進度は女性にみられるほど急激なものではないそのため、あらわれてもその症状は各種で個人差もさまざまです。更年期障害の症状があらわれる人の多くは、45歳から65歳の働き盛りが中心で、その中でも、とくにストレスをため込みやすい人に発症しやすく、運動不足なども影響されるようです。よく見られる症状としては「やる気が出ない」「集中できない」「イライラする」 等の慢性的な倦怠感や「自信がなくなってきた」「 一日中憂鬱になる」といった鬱症状、逆に「急に大声で笑ったり怒ったり」「突然わけもなく興奮する」とか、ひどくなると「慢性的な不眠」「軽度の運動での息切れ」「食欲不振」「体重減少」などの症状もでてきます。つらいのは、会社で責任在る立場なのに、突然気力をなくす、イライラする、集中力が欠如するなどで「やる気がない、なまけている」と周囲より責められ、会社内で孤立するといった状況の方が非常にたくさんいらっしゃることです。その他に、性欲の減退やED(インポテンツ、勃起不全、勃起障害)といった性機能のトラブルも男性更年期にみられる深刻な症状の一つです。一般的に、起床時の勃起(いわゆる朝勃ち)がない、体毛が少なくなる、ヒゲの伸びが遅くなる、内臓脂肪が増加しておなかが出てくる、皮下脂肪が増えて胸が女性のようにふっくらしてくる、こう丸(精巣)が小さく柔らかくなるといった身体の変化が認められるのも男性更年期の兆候といわれています。
 
「男性ホルモンについて」
 男性ホルモンとは精巣や副腎から分泌され、男性の男性らしさを発揮させるホルモンのことで、男性の身体にも精神面にも強く影響をおよぼしています。思春期男性における二次性徴の発育促進作用を示し、身体的には筋肉や骨の成長を促し、精神面としては、気分を高揚させたり、闘争本能を出したり、性欲を高めるなど性衝動に関するポジティブな働きに大きく関与します。
 男性ホルモンは数種類在りますが、そのなかでテストステロンの生理活性が最も強く、男性の場合、約95%が睾丸の中で、残る5%が副腎で合成されて、分泌されています。そして、睾丸でつくられるテストステロンは、視床下部、下垂体でつくられるLH-RH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)・LH(性腺刺激ホルモン)といったホルモンによってコントロールされています。視床下部から分泌されるLH-RHは、下垂体にある受容体に結合してLHを分泌させ、テストステロンの分泌を促します。睾丸由来のテストステロンのうち、.生体内において直接生物活性を示すのはタンパク質と結合していないフリーテストステロンです。したがって、男性ホルモン全体を調べるのも大切ですが、いちばん活力のある、大事なフリーテストステロンを調べないと、実際にはその障害の程度はわかりずらく、いわゆる活性型のフリーテストステロンを測定することが大切です。
 
当院ドックでは次の内容のチェックを行います。
 血液検査 (前立腺特異抗原・テストステロン・フリーテストステロン)

 

ページトップへ


Copyright © 2006 Matsuzawa Clinic. All rights reserved.