腫瘍マーカードックのご案内                                         

 腫瘍(癌)が発生してそれが大きくなっていくと、健康時にはみられなかった特殊な物質(腫瘍マーカー)がその腫瘍から血液中に出ていきます。腫瘍マーカーは何種類もあり臓器特異性があるため、この数値が基準以上の場合、その臓器に癌が出来ている可能性が考えられます。

 ただ、腫瘍マーカーは良性疾患でも産出されたり、健康でも微量に存在することもありますので、腫瘍マーカーの検査値が正常値を越えていても、必ず癌があるということではありません。

  また、腫瘍マーカーは癌が発生しても進行してかなり大きくなってこないと検出されないことが多いので、腫瘍マーカーが全て正常範囲であっても癌がどこにも存在しないということでもありません。

 高値を示した場合は癌が存在する可能性があるわけですので、その場合はそれぞれの臓器についての画像診断を含めた慎重な精密検査や再検査を含めた経過観察が必要になります。

 

 当院のドックでは臓器特異性が比較的良く、感度が高いマーカー(男女共通項目10種、性別項目2種)の12項目をセットにして検査を行います。

上記は腫瘍マーカー

下記は高値の場合の臓器特異性を示します。

 

1, 組織ポリペプタイド抗原(TPA 

   食道癌、胃癌、直腸・結腸癌、乳癌、肝細胞癌、胆道癌、膵癌、肺癌、子宮癌

 

2, 癌胎児性抗原(CEA 

   大腸癌、胃癌、直腸癌、胆道癌、膵癌、肺癌、乳癌、子宮癌、尿路系癌

 

3, 塩基性フェトプロテイン(BFP 

   卵巣癌、睾丸腫瘍、前立腺癌、膵癌、胆道癌、肝細胞癌、腎臓癌、肺癌、胃癌、膀胱癌,大腸癌

 

4, α-フェトプロテイン(AFP 

   原発性肝癌(陽性率90%)、肝芽腫、転移性肝癌、ヨークサック腫瘍、乳児肝炎、

   先天性胆道閉塞賞、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、妊娠後期  

 

5, サイトケラチン19フラグメント(シフラ21-1) 

   肺癌

 

6, ペプシノーゲン  (正確には腫瘍マーカーではありませんが以下の疾患に関連します)

   胃潰瘍、十二指腸潰瘍、ブルンネル腺腫、 ゾーリンガーエリソン症候群、急性胃炎

   (この検査は低値を示した場合、以下の疾患の頻度が高いと言われており要注意です)

   萎縮性胃炎、胃癌、肝硬変、悪性貧血

    

7, Carbohydrate antigen 19-9 CA19-9

   膵癌、胆道癌、胃癌、肝癌、大腸癌、卵巣癌

 

8, Elastasel(エラスターゼ1

   膵癌、膵嚢癌、胆道癌

 

9, Span-1 antigenSPan-1

   膵癌、胆道癌、肝癌、胃癌、大腸癌

 

10,扁平上皮癌関連抗原(SCC抗原)

   子宮癌(頸部扁平上皮癌)、肺癌、食道癌、頭頸部癌、皮膚癌

 

11,Carbohydrate antigen 15-3CA15-3) 女性のみチェック

   進行乳癌、再発乳癌、原発性乳癌、卵巣癌

 

12,Carbohydrate antigen 125CA125)  女性のみチェック

   卵巣癌、子宮体部腺癌、卵管癌、子宮頸部腺癌、膵癌、肺癌、大腸癌

 

13,前立腺特異抗原(PSA  男性のみチェック

   前立腺癌

 

14,γ-セミノプロテイン(γ-Sm   男性のみチェック

   前立腺癌

 

 

 

 

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